カナ専用の試し
ウエブ上のカナ専用文を支えるためのHTML・CSSを作って、ここで試してみたいと思う。 文章全体はカナモジで表示される。 マウスオーバーやクリックをすると、局所的に漢字に戻すことができる。 TABキーを押すと順を追って、漢字があるところが表示される。 以上はテキストの操作だ。
今回の文章は『カナノヒカリ』第11号からの引用だ。 なぜこういう文章にしたかといえば、読んでいるところだったからにすぎない。 原文は漢字カナ交じり文として書かれており、別にカナ専用に適した文章というわけではない。 適していない文章だからこそ、カナ専用の支えるHTML・CSSを発揮できる。
『
にっぽんじん
日本人
と
カナモジ
カナ文字
』
わが
我が
こくみん
国民
は
がいこく
外国
の
ぶんぶつ
文物
を
とりいれて、
取り入れて、
これ
を
まるのみ
丸呑み
に
する
こと
は
ない。
かならず
必ず
や
たくみ
巧み
に
それ
を
こなして
にっぽん-か
日本化
し、
にっぽん
日本
とくゆう
特有
の
ぶんか
文化
を
つくって
作って
いる。
それ
は
すこしく
少しく
にっぽん
日本
の
れきし
歴史
に
ちゅうい
注意
する
もの
しりいる
知り居る
じじつ
事実
で
ある。
わが
我が
くに
国
は
しな
支那
より
かんじ
漢字
を
ゆにゅう
輸入
して
つかって
使って
いた
が、
すうひゃく
数百
ねん
年
の
のち
後
に
は
これ
を
にっぽん-か
日本化
して
カナモジ
カナ文字
を
つくった。
作った。
これ
も
がいこく
外国
の
もの
を
たくみ
巧み
に
にっぽん-か
日本化
した
じじつ
事実
で
ある。
ゆらい
由来
わが
我が
こくみん
国民
の
せいじょう
性情
しゅみ
趣味
は
たんいつ
単一
な
たんじゅん
単純
な
もの
で
ある。
たんじゅん
単純
で、
あっさり
と
した、
まっすぐ
な
へいわ
平和
な
の
が
にっぽん
日本
しゅみ
趣味
で
ある
と
いって
言って
よかろう。
それ
が
わが
我が
くに
国
の
けんちく
建築
に
も
きぐ
器具
に
も
ひょうげん
表現
されて
いる。
こうたいじんぐう
皇大神宮
の
けんちく
建築
など
は
その
すい
粋
で
ある。
きぐ
器具
に
も
それ
が
よく
あらわれて
現れて
いる。
しゃみせん
三味線
の
ごとき
がっき
楽器
も
この
せいじょう
性情
と
しゅみ
趣味
に
あって
合って
いる。
たんじゅん
単純
な
もの
や
たんじゅん
単純
な
もの
の
くみ
組み
あわせ
合わせ
に
くふう
工夫
を
こらす
と
いう
しゅみ
趣味
せいじょう
性情
が
カナモジ
カナ文字
を
せいさく
製作
した
と
みる
見る
こと
は
ふとう
不当
で
ある
まい。
じかく
字画
の
おおい
多い
ふくざつ
複雑
な
かんじ
漢字
を
たくみ
巧み
に
かんたん
簡単
な
せん
線
に
くふう
工夫
して
つくり
作り
なおした
直した
てん
点
など
は、
たしか
確か
に
にっぽんじん
日本人
とくゆう
特有
の
せいじょう
性情
から
きて
来て
いる
よう
で
ある。
がいこく
外国
の
もの
は
その
まま
とらないで、
取らないで、
にっぽん-か
日本化
して
しまう
と
いう
こくみん-てき
国民的
のうりょく
能力
が、
ここ
に
も
はっき
発揮
されて
いる。
かく
の
ごとき
カナモジ
カナ文字
を
よう
要
する
にっぽん
日本
が、
めいじ
明治
たいしょう
大正
の
じだい
時代
に
おいて、
せいよう
西洋
の
ぶんぶつ
文物
に
せっきん
接近
する
に
およんで、
及んで、
おうぶん
欧文
の
べんり
便利
な
よこがき
横書き
の
けいしき
形式
を
とりいり、
取り入り、
おうぶん
欧文
の
きごう
記号
など
を
さいよう
採用
しよう
と
する
うんどう
運動
が
おこった
起こった
の
は、
やはり
にっぽん
日本
みんぞく
民族
が
せいよう
西洋
の
ぶんぶつ
文物
を
とりいれて
取り入れて
にっぽん-か
日本化
しよう
と
する
げんしょう
現象
で
ある。
がいこく
外国
の
ぶんぶつ
文物
を
その
まま
とらないで
取らないで
しょうか
消化
しよう
と
する
こくみん
国民
の
こころ
心
は、
ここ
に
も
あらわれて
現れて
いる
の
で
は
ある
まい
か。
カナ
が
にっぽんご
日本語
を
あらわす
表す
に
つごう
都合
の
よい
こと
は、
しんり-がく
心理学
の
うえ
上
から
あきらか
明らか
に
しょうめい
証明
されて
いる
が、
いま
今
かりに
仮に
しんり-がく
心理学
の
じっけん-じょう
実験場
から
カナモジ
カナ文字
が
ふ-てきとう
不適当
で
ある
と
する
も、
しんり-がく
心理学
いじょう
以上
の
ちょう-しんり-がく
超心理学
に
おいて
は、
カナモジ
カナ文字
が
にっぽんじん
日本人
に
もっとも
最も
てきとう
適当
して
いる
こと
を
みとめる
認める
で
あろう。
(
たいしょう
大正
11.8.20)
開発者へ
まずは原文を下のような形に書き起こしておいた。 漢字のあるところにはフリガナをつけて、分かち書きは自分で決めた。
我[わ]が 国民[こくみん] は 外国[がいこく] の 文物[ぶんぶつ] を 取[と]り入[い]れて、 これ を 丸呑[まるの]み に する こと は ない。
そして、この文章を下のようなHTMLに書き換えるプログラムを使った。 HTMLはくどいから、自動的な書き換えは効率よい。 プログラムは自作でまだ未公開だ。
<div class="word" tabindex="0">
<span class="front">わが</span>
<span class="back">我が</span>
</div>
<div class="word" tabindex="0">
<span class="front">こくみん</span>
<span class="back">国民</span>
</div>
<span>は</span>
<div class="word" tabindex="0">
<span class="front">がいこく</span>
<span class="back">外国</span>
</div>
<span>の</span>
<div class="word" tabindex="0">
<span class="front">ぶんぶつ</span>
<span class="back">文物</span>
</div>
<span>を</span>
<div class="word" tabindex="0">
<span class="front">とりいれて、</span>
<span class="back">取り入れて、</span>
</div>
<span>これ</span>
<span>を</span>
<div class="word" tabindex="0">
<span class="front">まるのみ</span>
<span class="back">丸呑み</span>
</div>
<span>に</span>
<span>する</span>
<span>こと</span>
<span>は</span>
<span>ない。</span>
協力の呼びかけ
原文が漢字で書かれているため、読み方を考える必要があった。 日本語は読みが曖昧なことがある。 例えば、「数百年の後」という表現は「〜ののち」、「〜のあと」、もしくは「〜のご」と読むか、分からないことがある。 皆様の知恵にお任せしたい。 もし誤った読み方や誤字があれば、ぜひご指摘ください。